厚生労働省が23日発表した2019年上半期「雇用動向調査」(1~6月)によると、入職率は9.7%、離職率は9.1%で、0.6ポイントの入職超過。上半期としては12年以来、8年連続の入職超過となった。
上半期の入職者は4888.2千人、離職者は4615.7千人で、差し引き272.5千人の入職超過。前年同期に比べ、入職率は0.6ポイント、離職率は0.5ポイント上昇し、両者の差は0.6ポイントとなった。
入職者の内訳は、転職者が3001.8千人、未就業者が1886.4千人で、前年同期に比べ、各330.6千人、11.2千人の増加。未就業者のうち、新規学卒者は1084.6千人だった。
調査は5人以上の常用労働者のいる1万4994事業所を対象に実施、8666事業所とその労働者から回答を得た。