厚生労働省が19日発表した2019年「労働組合基礎調査の概況」によると、単一労働組合数は2万4057組合、労組員は約1008万8000人で、前年より組合数は271組合(1.1%)減少したが、組合員は1万8000人(0.2%)増加した。この結果、推定組織率は16.7%(前年比0.3ポイント減)の過去最低を更新した。
このうち、女性組合員はパート従業員の増加などを反映して338万5000人と2万8000人(0.8%)増えたが、女性の推定組織率は12.4%で0.2ポイント低下した。
団体別では、最大組織の連合は686万4000人(同3000人増)の微増で、金属労協が202万人(同2万人増)と増やしたが、公務労協は111万2000人(同2万人減)に減らした。
調査は6月末の状況について7月に実施した。