難病対策・小児慢性特定疾患児支援(小慢)合同委員会の第5回「研究・医療ワーキンググループ(WG、五十嵐隆座長)は19日、事務局の厚生労働省が提示した「とりまとめ素案」を修正したまとめを了承、同WGとしての議論を終えた。
中心の「医療費助成制度」では、(1)治療法の進歩に伴い、指定難病とは言い難い状況変化が生じている疾病については、指定対象の見直しも検討(2)小慢から成人への移行(トランジション)では、切れ目のない総合支援を強化(3)認定(重症度)基準は医学的観点から、より公平なものへ見直しが必要(4)医療費助成の対象にならない「軽症者」についてもデータ登録は必要なことから、「指定難病登録者証」(仮称)を発行(5)その前提として登録時のオンライン化が必要で、国がロードマップを作成――などを盛り込んだ。