エン・ジャパンが19日発表した11月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1582円で、前月比0.1%減、前年同月比1.7%増となり、18カ月連続で前年を上回った。
同社によると、オフィスワーク系で事務スキルに加え、語学スキルを保有する人材募集案件が続出。来年の東京五輪・パラリンピックを見据え、インバウンド向けサービスに対応するため、英語をはじめとする語学力を用いた業務が発生しているため。
職種別では、「オフィスワーク系」は1584円(前年同月比0.0%)だったが、「クリエイティブ系」の1853円(同3.7%増)、「IT系」の2253円(同3.9%増)、「医療・介護系」の1313円(同3.3%増)などの伸びが目立ち、前月と同様に7職種全てで前年を上回った。
地域別では関東が1645円(同3.1%増)、東海が1359円(同1.5%増)、関西が1382円(同3.9%増)といずれもプラス。三大都市圏以外では、北海道が1186円(同5.4%増)、東北が1146円(同0.7%減)、北信越が1170円(同0.3%減)、中国・四国が1194円(同0.2%増)、九州・沖縄が1183円(同0.5%増)となり、東北と北信越がマイナスだった。