エン・ジャパンが19日発表した10月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1584円で、前月比0.5%増、前年同月比1.6%増となり、17カ月連続で前年を上回り、4カ月ぶりに過去最高を更新した。
同社によると、上昇の要因は経験者採用求人の増加。来年4⽉から施⾏される同⼀労働同⼀賃⾦の影響により、派遣スタッフ1人あたりの生産性を上げようと、高スキルを保有する経験者採用が増加した結果、高時給案件が増えたという。
職種別では、「オフィスワーク系」が1590円(前年同月比0.9%増)、「営業・販売・サービス系」が1495円(同1.1%増)、「医療・介護系」が1316円(同4.1%増)など、7職種全てで前年を上回った。
地域別では関東が1648円(同2.8%増)、東海が1361円(同1.9%増)、関西が1378円(同3.1%増)といずれもプラス。三大都市圏以外でも、北海道が1167円(同2.6%増)、東北が1165円(同0.9%増)、北信越が1201円(同2.4%増)、中国・四国が1207円(同4.7%増)、九州・沖縄が1188円(同0.2%減)と九州・沖縄以外は全てプラスだった。