経団連が14日発表した大手企業の年末賞与・一時金妥結状況(加重平均、第1回目)によると、82社の平均は96万4543円(前年比1.49%増)で、1回目集計としては2年連続で過去最高となった。製造業(77社)の平均は94万7400円(同1.54%増)、非製造業(5社)の平均は132万7787円(同2.01%増)だった。
業種別では建設の172万3818円(同1.81%増、3社)が最高で、東京オリンピック・パラリンピックに向けた建設需要の高まりを反映した形だ。次いで自動車の102万3057円(同2.31%増、17社)、造船の92万3円(同4.09%増、6社)などが高かった。
調査対象は経団連加盟の主要21業種、大手251社。今年は米中貿易摩擦による貿易減少によって、最終集計では金額が下がる可能性が出ている。