ディップが13日発表した10月のアルバイト時給は平均1107円で、前月比13円(1.2%増)、前年同月比52円(4.9%増)となった。前年比は38カ月連続の増加で、10月からの最低賃金の改定を機に時給額は過去最高を更新した。
職種別では、前月と同様に看護・介護など専門的職業の1484円(同20.6%増)の伸びが目立ち、事務、飲食、販売、サービスも加えて5職種でプラスだったが、運搬・清掃・包装、建設、製造・技能、教育の4職種は先行賃上げの反動もあってマイナスだった。
地域別では関東の1160円(同4.9%増)、東海の1082円(同5.4%増)、関西の1120円(同5.4%増)、九州の1000円(同6.6%増)となり、全地域で1000円台を突破した。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数約19.9万件を基に集計した。