厚生労働省が8日発表した毎月勤労統計の9月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は27万2937円(前年同月比0.8%増)で、3カ月ぶりのプラスとなった。実質賃金指数(2015年=100)も84.5(同0.6%増)で9カ月ぶりのプラス転換、19年初のプラスとなった。
基本給の所定内給与、残業代などの所定外給与は前月と同様にプラスで、8月のマイナス要因となった夏の賞与などの特別給与も、9月はプラス転換した。
月間総実労働時間は138.3時間(同0.5%減)で、10カ月連続の減少。月末の常用労働者数は5104.5万人(同2.2%増)で、パートタイム比率は31.24%(同0.27ポイント増)となった。