メイテックが6日発表したエンジニアの「定年後の就労、生活費と年金」に関する調査によると、現役エンジニアの81.2%が「定年後も働きたい」と考えているが、現在働いている65歳以上のシニアは30.4%で、49.2%が「年金だけでは生活が苦しいから」と答えていることがわかった。
30~64歳の現役エンジニアの81.2%、非エンジニアの79.6%が「定年後も働きたい」と考えており、老後の貯蓄のある人はエンジニアの63.4%、非エンジニアの56.0%にのぼったが、「現在、2001万円以上ある」人は両者を合わせても8.6%程度。「貯蓄なし」は各36.6%、44.0%あった。
現在、働いている65歳の人はエンジニアが30.4%、非エンジニアが43.0%で、非エンジニアのほうが多かった。毎月の生活費はどちらも「20~24万円」で最多の約24%を占め、「15~19万円」がどちらも約22%だった。
「年金だけでは苦しい」と答えた人はエンジニアの49.2%、非エンジニアの52.6%にのぼり、どちらも年金生活を補足するために就労している実態が明らかになった。
調査は8~9月、エンジニアと非エンジニアを1000人ずつ、計2000人を対象に実施。どちらも、現役とOBが500人ずつ。