マイナビが31日発表した2019年度大学・大学院既卒者の就職活動調査によると、8月末時点の内定率は43.4%(前年同期比1.7ポイント減)で、新卒の82.6%の半分程度という厳しい状況が続いていることがわかった。
在学中のインターンシップ参加の有無については、参加経験者の73.8%が内定を得ており、参加経験のない場合は42.7%にとどまった。既卒の場合もインターンシップ参加の有無が影響していることがうかがわれた。
また、在学中に就活をしなかった人は31.4%あったが、「一度就職した」が17.6%、「内定を得たが辞退」が22.3%、「内定を得られなかった」が28.7%という分布だった。一度就職した人の場合、再就活については「志望業界で働きたかった」「配属先の業務に不満」「なんとなく入社してしまった」などの理由が多かった。
調査は9月後半、「マイナビ会員」の既卒登録者約3万4000人を対象に実施し、256人から有効回答を得た。回答数が少ないため、既卒全体の就活状況をどこまで反映しているか不透明さは残るが、新卒より厳しいことは確かなようだ。