厚生労働省が8日発表した毎月勤労統計の8月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は27万6296円(前年同月比0.2%減)で、7月に続いて2カ月連続のマイナスとなった。実質賃金指数(2015年=100)も85.6(同0.6%減)で8カ月連続のマイナスだった。
基本給の所定内給与、残業代などの所定外給与はプラスだったが、夏の賞与などの特別給与が同11.0%減となったことで総額もマイナスとなった。
月間総実労働時間は136.0時間(同2.8%減)で、9カ月連続の減少。常用労働者数は5099.9万人(同2.0%増)で、パートタイム比率は31.39%(同0.49ポイント増)となった。