労働政策審議会労働力需給制度部会(鎌田耕一部会長)は27日、6月下旬に着手した労働者派遣法の2012(平成24)年改正と現行法の15(平成27)年改正の見直し議論を続行=写真。この日は、公開で労働者団体、非公開で派遣労働者からヒアリングを実施した。10月と11月にも事業者(派遣元)や受け入れ企業(派遣先)、派遣労働者を招いてヒアリングを行うほか、派遣制度の現状を把握するための「アンケート調査」、日雇い派遣の実態やニーズをつかむ「ヒアリング調査」を並走させ、本格議論に向けた環境整備を進める方針だ。
この日のヒアリングは、前半に全国コミュニティ・ユニオン連合会(全国ユニオン)、後半に派遣労働者の順に行った。全国ユニオンは、寄せられている相談の傾向や特徴などを説明したうえで、雇用安定措置の不備や日雇い派遣に散見される脱法行為を指摘し、派遣制度の規制強化を求めた。また…
※こちらの記事の全文は、有料会員限定の配信とさせていただいております。有料会員への入会をご検討の方は、右上の「会員限定メールサービス(triangle)」のバナーをクリックしていただき、まずはサンプルをご請求ください。「triangle」は法人向けのサービスです。
【関連記事】
日雇い派遣の実態とニーズ調査を実施へ
派遣法見直し議論で労政審(7月29日)