経団連が17日発表した2019年労働時間実態調査によると、正社員を中心にした無期雇用労働者(一般労働者)の18年の年間総労働時間は1998時間で、前年から1時間、前々年から10時間減少した。しかし、労働時間の分布別では、1800時間~2000時間未満が最多の40.6%を占め、次いで2000時間~2200時間未満の27.3%。
企業規模別では、従業員300人以上~1000人未満の中堅企業が2084時間と前年より15時間増え、それ以外の従業員規模の企業より50~100時間も多かった。
年次有給休暇の取得率は70.4%で、前年より2.9%増えたが、製造業の77.3%に対して非製造業は60.9%で大きな開きがみられた。規模別でも、300人未満企業では47.9%、300人~1000人未満でも53.4%しか取得していなかった。
調査は4~5月に実施、会員企業など276社(対象労働者123.3万人)から回答を得た。