厚生労働省が6日発表した毎月勤労統計の7月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は37万7334円(前年同月比0.3%減)と再びマイナスに戻った。実質賃金指数(2015年=100)も117.3(同0.9%減)で7カ月連続のマイナスとなった。
現金給与総額は今年1月から5カ月連続でマイナスとなり、6月に0.4%増とプラス転換したものの、7月は再びマイナスとなった。所定内給与などはプラスだったが、賞与が同2.2%減となったことが原因。
月間総実労働時間は144.3時間(同0.7%減)で、8カ月連続の減少。常用労働者数は5091.5万人(同1.8%増)で、パートタイム比率は30.82%(同0.08ポイント減)となった。