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2019年9月 4日

就労支援、地域協の実情など聞く  難病・小慢委の地域共生WG

 厚生労働省の難病対策・小児慢性特定疾患児支援(小慢)合同委員会の傘下に設置された「地域共生ワーキンググループ(WG)」は4日、初会合を開き、座長に小国美也子鎌倉女子大教授を選任した。同時設置された「研究・医療WG」では医療費助成や治療研究などを議論し、共生WGでは療養生活の環境整備、福祉支援、就労支援、小慢自立支援などを議論する。

 この日は、埼玉労働局の薄田たか子・ハローワーク浦和難病患者就職サポーター、愛媛大学大学院の檜垣高史・医学系研究科教授、国立成育医療研究センターの掛江直子・生命倫理研究室長らが参考人出席し、WG委員らとともに難病患者の就労実態や地域協議会の活動状況などについて報告した。

 研究・医療WGと同様に、同WGも今後3回程度の議論を重ね、年末までに報告書をまとめる方針。地域の核となる難病相談支援センターの充実、障害者総合支援法の活用促進、小慢の自立支援事業促進などが見直しの柱になりそうだ。

 

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