エン・ジャパンが22日発表した7月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1575円で、前月比0.5%減、前年同月比1.7%増となり、14カ月連続で前年を上回った。3月に1572円の過去最高を記録してから、5、6月と続けてさらに上昇したが、7月は一服状態となった。同社によると、派遣需要の高いオフィスワーク系と営業系の時給高騰が要因とみられる。
職種別では、「オフィスワーク系」が1579円(前年同月比0.7%増)、「営業・販売・サービス系」が1484円(同1.9%増)などと伸び続けており、営業系の時給は過去最高となった。
地域別では関東が1639円(同2.2%増)、東海が1352円(同2.3%増)、関西が1368円(同4.4%増)といずれもプラス。三大都市圏以外でも、北海道が1171円(同3.1%増)、東北が1168円(同1.7%増)、北信越が1181円(同0.7%増)、中国・四国が1222円(同7.1%増)、九州・沖縄が1223円(同3.2%増)となり、全地域で伸びた。