日本人材派遣協会が14日発表した2019年第2四半期(4~6月)の派遣事業統計調査(506事業所)によると、派遣社員の実稼働者数は平均36万1705人(前年同期比2.1%増)で、13年第3四半期から24四半期連続で前年同期を上回った=グラフ。
業務別では、最も多い「一般事務」が13万9840人(同9.2%増)と堅調に伸び、「貿易」が1万1593人(同24.4%増)、「営業」が4824人(同28.4%増)、「製造」が1万2036人(同3.7%増)と増えた半面、「機器操作」は5万8172人(同13.4%減)、「財務」も1万718人(同17.6%減)と減少している。
「紹介予定派遣」は実稼働者が4825人(同11.2%減)と3四半期連続で減少したが、成約件数は5063件(同0.8%増)とわずかにプラスを維持。短期派遣の「日雇い労働者」(30日以内)は9万5812人(同11.5%増)となり、2四半期連続で二ケタ増が続いている。