マイナビが30日発表した「ミドルシニア/シニア層の非正規就労者実態調査」によると、正社員での就労希望者の割合は15.5%と低いが、雇用形態別にみると契約社員は31.7%、派遣社員は26.4%と3割前後にのぼることがわかった。また、年代別では若くなるほど比率は高くなり、70代の2.5%に対して40代は23.8%にのぼった。
就労目的(複数回答)については40~60代のトップが「生活費のため」であるのに対して、70代になると「健康維持のため」がトップになり、「人との交流・社会とのつながり」も3位に入っている。
現在の職場で継続就労するかどうかについては、76.0%が継続する考えだが、退職を考えている人の理由(複数回答)は「時給アップが望めない」「正社員の仕事と変わらない」「時給が低い」など賃金面の不満が多かった。
調査は6月中旬に実施、非正規就労している40~70代の男女1735人から回答を得た。40・50代をミドルシニア、60・70代をシニアと定義した。