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2019年7月29日

日雇い派遣の実態とニーズ調査を実施へ  派遣法見直し議論で労政審

 労働政策審議会労働力需給制度部会(鎌田耕一部会長)は29日、前回(6月25日)に引き続き、労働者派遣法の2012(平成24)年改正と現行法の15(平成27)年改正の見直し議論の進め方について協議した=写真。事務局の厚労省が(1)全般の実態を把握する「アンケート調査」(2)日雇い派遣の実態やニーズをつかむ「ヒアリング調査」――を実施し、年明けの同部会に調査結果を報告する。この動きと並行して、9月から11月に派遣労働者や事業者(派遣元)、受け入れ企業(派遣先)から公開で聞き取りを行い、調査結果を待たずに検討できる個別の論点について11月下旬から議論を進める方針だ。

n190729.jpg 12年改正から約7年、15年改正から約4年がそれぞれ経過したことを踏まえたもので、停滞していた点検と見直し作業が本格的に動き出す。12年改正では「日雇派遣の原則禁止」「グループ企業内派遣の8割規制」「いわゆるマージン率等の情報提供」「労働契約申し込みみなし」「離職後1年以内の労働者派遣の禁止」の5項目。15年改正では「雇用安定措置」「派遣の受け入れ期間の制限」「計画的な教育訓練・相談機会の確保」「特定目的行為の禁止」など8項目の計13項目について点検する。

 「アンケート調査」は対象別に5種類あり、詳細な設問設計については労使と有識者による「委員会」を設けて早期に詰める。この日は…

 

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