エン・ジャパンが18日発表した6月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1583円で、前月と同じ、前年同月比2.4%増となり、13カ月連続で前年を上回った。3月に1572円の過去最高を記録し、5、6月と続けてさらに上昇中。同社によると、派遣スタッフの職務拡大と採用条件変更に伴う時給の高騰が要因とみられる。
職種別では、「オフィスワーク系」は1579円(前年同月比1.0%増)と伸びは低いが、「技術系」が1896円(同7.1%増)、「医療・介護系」が1313円(同5.4%増)と高い伸びを見せるなど、全職種でプラスとなった。
地域別では関東が1650円(同3.2%増)の過去最高を更新し、東海が1357円(同3.3%増)、関西が1372円(同4.2%増)だった。三大都市圏以外でも、北海道が1181円(同4.3%増)、東北が1182円(同2.8%増)、北信越が1170円(同2.2%減)、中国・四国が1226円(同5.5%増)、九州・沖縄が1237円(同3.0%増)となり、北信越以外はどの地域も堅調に伸びた。