パソナグループが12日発表した2019年5月期連結決算によると、売上高は3269億8400万円(前期比5.0%増)、営業利益は94億6500万円(同44.7%増)、経常利益は92億3700万円(同39.3%増)、当期純利益が19億7500万円(同53.4%増)の二ケタ増益となった。前年に続き、2年連続の大幅増益。配当は前期より一気に5円増配し、1株あたり18円とした。
主力の人材派遣は改正労働者派遣法などによって派遣先への直接雇用が進んだことから、売上高は1586億円(同0.8%減)の微減となったが、インソーシング(委託・請負)が972億円(同12.0%増)、人材紹介が153億円(同10.4%増)などと好調で、大幅増益に貢献した。
通期見通しも、働き方改革の浸透により企業の人材需要は旺盛とみて、売上高3440億円(前期比5.2%増)、営業利益110億円(同16.2%増)、当期純利益23億円(同16.4%増)とし、配当も1円増配の19円を予定している。