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2019年7月 8日

「人手不足」倒産、過去最高の191件  19年上半期、東商リサーチ調べ

 東京商工リサーチが8日発表した今年上半期(1~6月)の人手不足関連倒産は191件、負債総額約247億円で、調査開始の2013年以降、件数では昨年上半期の185件を上回る最高となった。

 要因別では「後継者難」型が109件で最も多かったが、人手不足による「求人難」型が47件、「従業員退職」型が20件といずれも2倍に増えた。業種別ではサービス業などが63件で最も多く、建設業33件、製造業22件と続いた。運輸業が前年同期の2倍の18件あった。

 人手不足倒産を含む全倒産件数、負債額は3991件(前年同期比3.8%減)、約7623億円(同2.1%増)となり、上半期の件数としては10年連続で前年を下回り、1990年の2948件以来の低水準という。

 

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