経団連が11日発表した大手企業の夏のボーナスの妥結状況(第1回、加重平均)によると、回答した83社の平均は97万1777円(前年比2.52%減)と2年ぶりのマイナスになった。業績の伸び悩みや労組側が重点を置く月例賃金の要求などが要因とみられる。第1回集計としては15年から5年連続で90万円を超えた。
内訳は、製造業(75社)が94万2306円(同2.29%減)、非製造業(8社)が134万275円(同3.31%減)とどちらもマイナス。最も高いのは建設の156万672円(同3.95%減)だった。15業種のうち、プラスは4業種、マイナスは11業種だった。