厚生労働省が4日発表した2018年度雇用均等基本調査(速報版)によると、育児休業取得者の割合は女性が82.2%(前年度比1.0ポイント減)、男性が6.16%(同1.02ポイント増)となり、男性の取得者が急増していることがわかった。
男性の場合、産業別でかなり差があり、電気・ガス、情報通信、金融・保険、不動産、宿泊・飲食サービスでは二ケタ台に達しているが、建設、製造、運輸・郵便などはまだ5%以下に低迷している。
男性の育休取得率は「男女共生社会」の重要指標の一つとして、官民挙げて取り組んでおり、政府は「20年度までに13%」を目標に掲げているが、達成はほぼ絶望的。
調査は昨年10月、同月1日時点の状況について6131事業所を対象に実施、61.9%にあたる3795事業所から有効回答を得た。