厚生労働省が31日発表した3月の毎月勤労統計調査(確報)によると、現金給与総額は28万1413円(前年同月比1.3%減)、実質賃金の伸びも同1.9%減となり、速報段階の各1.9%減、2.5%減より上方修正されたが、3カ月連続のマイナスは変わらなかった。
この結果、2018年度の年間平均は現金給与総額が32万2692円(前年度比0.9%増)、実質賃金指数(15年=100)は100.5(同0.0%)となり、名目賃金は5年連続の増加、実質賃金は17年度からの2年連続マイナスは避けられた。12年度以前との比較は、統計不正によって不可能。
月間総実働時間は141.4時間(同1.0%減)で6年連続の減少。3月末の常用雇用者数は5005.2万人(同1.2%増)で、うちパート労働者比率は31.12%(同0.40ポイント増)となった。