東京商工リサーチが27日発表した2018年上場企業の年間平均給与は606万2000円(前年比1.1%増)となり、7年連続の増加で初の600万円台に乗った。業種別では建設業が718万7000円(同1.6%増)で4年連続のトップ。最低は小売業の473万8000円(同0.6%増)だった。トップ企業はM&AアドバイザーのGCAの2063万3000円で、ベストテンに大手商社5社が並んだ。
国税庁が発表している民間給与実態調査によると、17年の平均が432万2000円で5年連続の増加だったが、上場企業とはまだ約167万円の開きがある。
調査は18年1~12月期決算の上場企業2591社を対象に、有価証券報告書から抽出、分析した。