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2019年5月21日

派遣社員、1~3月も約36万人  派遣協の実稼働者数調査

 日本人材派遣協会が21日発表した2019年第1四半期(1~3月)の派遣事業統計調査(506事業所)によると、派遣社員の実稼働者数は平均35万9629人(前年同期比3.1%増)で、13年第3四半期から23四半期連続で前年同期を上回った=グラフ。 n190521.png

 昨年は年間平均が35万5560万人(前年比3.1%増)と5年連続の増加となり、稼働者数は9年ぶりに35万人台を回復。1~3月期もこの勢いを持続しており、企業の派遣需要は旺盛だ。

 業務別では、「一般事務」が14万887人(同20.1%増)と大きく伸び、「貿易」は1万1245人(同88.6%増)と2倍近くに増えた。「製造」は1万1217人(同0.1%増)の横ばい。一方、「機器操作」は5万8800人(同19.4%減)、「財務」も1万1008人(同23.9%減)と大きく減少している。

 「紹介予定派遣」は実稼働者が4707人(同8.4%減)と2四半期連続で減少したが、成約件数は4967件(同7.6%増)とプラスを維持した。短期派遣の「日雇い労働者」(30日以内)は9万4277人(同11.5%増)となり、前四半期のマイナスからプラスに転じた。

 

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