パーソルグループが15日発表した2019年3月期連結決算(日本基準)によると、売上高は9258億1800万円(前期比28.2%増)、営業利益は441億1100万円(同22.3%増)、経常利益は439億8200万円(同25.3%増)、当期純利益は243億6100万円(同3.1倍)となった。売上高、利益とも過去最高を更新し、売上高は5年連続の2ケタ増。期末配当は1株15円とし、中間配当の10円と合わせて年間25円(同6円増)に増配する。
主力の人材派遣が売上高5095億円と6%伸びたのに加え、豪プログラムド社の買収効果が本格化し、売上高2014億円が加わった。前期ではパーソルキャリアのフリーペーパー「an」のウェブ一本化などで減損損失を計上し、当期純利益は半減したが、今回は大きな減損要因はなかった。
20年3月期の見通しも、売上高1兆円(前期比8.0%増)、営業利益480億円(同8.8%増)、経常利益480億円(同9.1%増)、当期純利益275億円(同12.9%増)の増収増益を見込んでいる。配当は30円の増配を予定。売上高は初の1兆円台を目指す。