パソナグループとベトナム・ダナン市が日系企業の進出、人材育成・就職、観光促進を目的に提携し、同グループの南部靖之代表とダナン市人民委員会のフィン・リエン・フン投資局長による覚書締結調印式が２３日、都内の同社本部で行われた＝写真。
ダナン市は北のハノイと南のホーチミンの中間に位置する人口１０３万人の港湾都市で、近年は観光、ハイテク産業で急成長中。日系企業の進出も盛んで、同グループは２００４年からベトナムにＩＴ系のパソナテックを進出させ、今年１月には５拠点目のダナン支店を開設している。ハノイやホーチミンに比べて人件費が１～２割低く、優秀な理系学生らも多いことから、今後も日系企業の進出が見込まれるとして、調印にこぎつけた。
調印式の後、フン局長によるダナン市の説明と企業誘致政策、現地パソナテックの古谷誠一氏によるダナン市の優位性などの「ダナン進出セミナー」が開かれ、進出を検討している約１００社の担当者が耳を傾けた。
