リクルートキャリアが22日発表した2018年度下半期(18年10月~19年3月)の「中途内定者の充足状況」によると、「計画通り採用できた」企業は58.0%(前期比6.3ポイント減)で、42.0%(同6.3ポイント増)が「計画を下回った」ことがわかった。
計画を下回った企業を産業別にみると、「流通・小売り・外食」が49.3%で最も多く、「メーカー」の46.5%、「その他サービス」の44.4%などが続いた。「IT・通信」は33.3%にとどまった。規模別では「従業員1~99人」の中小企業が48.5%で最も多く、規模が大きくなるに連れて減少、「同5000人以上」の大企業では37.0%となっている。
同社では「人材確保が厳しくなっている中で、かつて3K、7Kと呼ばれていたIT・通信業界が働き方改革の推進などで人材求心力を増している点は注目できる」と分析している。
調査は3月下旬に実施、中途採用担当者830人から回答を得た。