適正な製造請負事業の体制が構築されている事業者を認定する2018年度の「製造請負優良適正事業者」に、新規2社、更新12社の計14社が認定された。製造請負事業改善推進協議会が29日に発表、正式な認証は4月1日付となる。また、これまでの認定取得事業者の取り組みを紹介する「好事例集」を働く人や発注メーカーへの周知を狙いに今年度も作成。これで、19年度に有効な認定を受けている事業者は合計55社となる。
認定制度は、製造業の請負事業にかかわる体制の向上と雇用管理の改善などを目的に、厚生労働省が10年度から運営を委託している事業。発注者であるメーカー側と働く人の両者にとって、請負事業者を選択する際の「判断基準の指標」として設けられた。
認定の質の維持・確保のために3年ごとの更新があり、今年度は12年度の事業者の2回目の更新、15年度の事業者が初めての更新を迎えたことから、新規審査のほかに更新事業者の審査も実施した。
「経営方針」、「ひとづくり力」、「ものづくり力」、「労働者保護」――の4つの審査基準に照らして、指定審査機関(今年度は3機関)が現地審査や経営者のヒアリングなどを行った。認定事業者には証明書や公認認定マーク=画像=が贈られる。
18年度の優良適正事業者は次の通り。
【新規】
株式会社ポス(神奈川県横浜市)
株式会社ワイズ(石川県金沢市)
【更新(1回目・15年度認定)】
株式会社ワールドインテック(福岡県北九州市)
株式会社カインズサービス(東京都大田区)
株式会社総合プラント(熊本県熊本市)
株式会社KGテクノサービス(神奈川県大和市)
株式会社テクノスマイル(福岡県宮若市)
【更新(2回目・12年度認定)】
株式会社サンキョウテクノスタッフ(愛知県豊橋市)
株式会社ワークスタッフ(徳島県徳島市)
川相商事株式会社(大阪府大阪市)
株式会社グロップジョイ(岡山県岡山市)
株式会社セントラルサービス(群馬県前橋市)
株式会社イカイコントラクト(静岡県沼津市)
サンヴァーテックス株式会社(群馬県高崎市)