エン・ジャパンが20日発表した2月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1565円で、前月比1.7%増、前年同月比2.5%増となり、9カ月連続で前年を上回った。派遣での募集が多い「オフィスワーク系」と「営業・販売・サービス系」が堅調で、4月から就業スタート可能な派遣社員の集客強化が今回の高時給につながったとみられる。
職種別では、64カ月連続でプラスを更新している「オフィスワーク系」が1561円(前年同月比1.9%増)、「営業・販売・サービス系」は1472円(同2.9%増)、「クリエイティブ系」は1849円(同5.2%増)、「IT系」が2237円(同5.0%増)となるなど、全職種でプラスとなった。
地域別では関東が1625円(同3.0%増)、東海が1335円(同1.9%増)、関西が1354円(同1.8%増)といずれも伸び、関東のプラスは20カ月連続。三大都市圏以外をみると、北海道が1219円(同7.5%増)、東北が1193円(同4.1%増)、北信越が1186円(同2.2%減)、中国・四国が1224円(同2.4%増)、九州・沖縄が1230円(同3.5%増)と、北信越を除いていずれも伸びている。