ディスコが7日発表した来春卒業の学生の内定率は今月1日時点で13.9%(前年同期比5.9ポイント増)と大きく伸び、ここ10年の最高を記録した。内定企業の64.6%は学生がインターンシップに参加した企業だが、就職活動を終えた学生は10.4%に過ぎず、大半の学生はこれからも就職活動を続ける見通しだ。
学生の就職活動は、3月から経団連加盟企業の説明会が解禁となったばかりで、6月の面接、10月の内定という指針の形骸化が一層進んでいることをうかがわせる。大半の学生は内定を得ても、今後も就活を続ける意思を示していることから、企業側との”攻防”も激しさを増す可能性がある。
調査は「キャリタス就活2020」のモニター1318人を対象に実施した。