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2019年1月25日

パナソニック、三菱自などの認定取り消し  外国人技能実習生で法務・厚労両省

 法務省と厚生労働省は25日、パナソニック、三菱自動車、アイシン新和(富山県)、ダイバリー(茨城県)の4社に対して技能実習計画の認定を取り消した。対象はパナソニックの82人、三菱自の27人など計136人の実習生。

 パナソニックは、富山県の工場で過労自殺した男性社員に違法な長時間残業をさせ、労働基準法違反で罰金30万円の略式命令を受けていた。三菱自は、愛知県の工場で計画に記載した半自動溶接作業ではなく、部品の組み立てなどをさせていた。

 4社は今後5年間、技能実習生の受け入れができなくなるほか、4月に導入される在留資格「特定技能」でも受け入れができなくなる。対象となった実習生は本人の希望に基づき、新たな受け入れ先に転籍するか帰国するが、すでに転籍・帰国した実習生もいる。

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