パーソルキャリアが21日発表したサラリーマンの残業に関する調査によると、1年前に比べての残業の増減について、「変わらない」と回答した人が半数の51.5%を占めたものの、「減った」と回答した人は26.3%、「増えた」は17.4%あった。4人に1人以上で残業が減っている結果となった。
残業が減った人にその要因を聞いたところ(複数回答)、「会社の制度変更」が最も多い37.7%あり、「仕事が減った」が28.8%だった。制度変更を挙げた人の業種は金融、IT・通信、メーカー(機械・電気)などが多く、職種では営業、技術、企画・管理などが多かった。働き方改革により、本格的な残業削減に取り組んでいる企業の傾向が浮かび上がった。
調査は昨年6月、20~59歳の男女正社員を対象に実施、3000人から回答を得た。