エン・ジャパンが21日発表した昨年12月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1519円で、前月比2.3%減、前年同月比1.2%増となり、伸び率は鈍化したが、7カ月連続で前年を上回った。企業が業務効率化を目指し、AIやRPAツールの需要が拡大、システム開発の求人需要が増えたためとみられる。
職種別では、IT系の2203円(同5.7%増)、技術系の1860円(同6.3%増)といった高時給職種が過去最高を記録し、中でも社内SEの2228円(同7.9%増)、ハード系設計の2201円(同7.2%増)、研究開発関連の1862円(同8.3%増)などが高い伸びをみせている。
地域別では関東が1583円(同1.5%増)、東海が1350円(同3.6%増)、関西が1337円(同1.8%増)といずれも伸び、関東のプラスは18カ月連続。三大都市圏以外でも北海道が1152円(同2.9%増)、東北が1182円(同3.8%増)、北信越が1173円(同0.4%増)、中国・四国が1193円(同1.7%増)、九州・沖縄が1204円(同2.7%増)といずれも伸びている。