ニュース記事一覧へ

2019年1月18日

公的機関、企業の雇用促進で論点整理  次回に意見書たたき台、障害者雇用分科会

 労働政策審議会の第82回障害者雇用分科会(阿部正浩分科会長)は18日、昨年12月25日の前回会合で企業の雇用について論点整理したのに続き、この日は政府・地方公共団体など公的機関の論点整理を行った。出席委員から多数の意見、要望が出たが、厚労省はこれらをまとめて次回会合で官民をそろえた「意見書」のたたき台を提示する予定だ。

 政府の障害者雇用については、多くの省庁で多数の雇用水増しが発覚したため、厚労省は今後の対応・方針として(1)法律で国などの責務を明確化すると同時に、各機関自らが雇用状況を公表する(2)雇用の「質の確保」を図るため、計画策定に関する規定を法整備する(3)民間と同様に、雇用推進者や相談員の規定を法整備する(4)対象障害者の確認方法を法律で明確化する、などの7項目を提示した。一方、企業で実施している未達成の場合の納付金制度については、「国からの納付金は国民の税金から支払うことになり、結果的に納付義務を国民に転嫁することになる」としてなじまない考えを示した。

 また、前回議論した民間企業については…

 

※こちらの記事の全文は、有料会員限定の配信とさせていただいております。有料会員への入会をご検討の方は、右上の「会員限定メールサービス(triangle)」のバナーをクリックしていただき、まずはサンプルをご請求ください。「triangle」は法人向けのサービスです。

 

【関連記事】
政府機関の実雇用率1.22%
法定雇用率2.5%の半分以下(2018年12月25日)

今後の障害者雇用のあり方
分科会で議論開始(2018年12月18日)


 

PAGETOP