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2019年1月 9日

昨年11月の実質賃金は4カ月ぶり増  調査誤りで注釈、毎月勤労統計速報

 厚生労働省が9日発表した昨年11月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額は28万3607円(前年同月比2.0%増)となり、一昨年8月から16カ月連続のプラスとなった。残業代を除く基本給は26万5542円(同1.6%増)で20カ月連続の増加だった。

 消費者物価の上昇分を差し引いた実質賃金指数(2015年=100)は88.6(同1.1%増)と4カ月ぶりのプラスとなった。

 月間の実労働時間は147.9時間(同1.6%増)、パートタイム労働者比率は30.71%(同0.31ポイント減)だった。

 同調査では、東京都内の500人以上の事業所について一部抽出にとどめていた調査手法が問題になっており、11月分については「調査中」としている。
 

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