日総工産は7日の臨時取締役会で、矢花卓夫(やばな・たくお)副社長(59)の社長昇格を決めた。清水竜一社長(57)は代表権を持つ会長に就任し、創業者である清水唯雄会長(82)は取締役名誉会長に就く。4月1日付。
同社は昨年3月に東証1部に上場しており、新体制移行について「顧客環境や労働市場環境が大きく変化する中で、柔軟な意思決定と迅速な実行を担い得る新たな経営体制の構築が必要」と判断した。
矢花氏は東京都出身、早大商卒。1983年、山一証券入社。98年に日総工産に入社、2015年に取締役事業本部長兼営業部長、16年に常務取締役事業本部長、18年に代表取締役副社長に就任。