厚生労働省が19日発表した2018年「労働組合基礎調査」によると、今年6月末時点の労働組合員数は約1007万人(前年比0.9%増)、単一組合数は2万4328労組(同0.6%減)となった。推定組織率は17.0%(同0.1ポイント減)と下がり続けているが、労組員数はパート従業員の増加などによって4年連続のプラスとなった。
主要団体では、連合加盟の労組員が686万1000人(同0.9%増)と増え、金属労協も200万人(同0.4%増)と200万人の大台を復活したが、公務労組は113万2000人(同1.3%減)など、減少が続いている。
一方、パートタイム労働者の労組員は約129万6000人(同7.3%増)と増え続けており、全労組員に占める比率も13.0%(同0.8ポイント増)、組織率も8.1%(同0.2ポイント増)と伸びている。パート労組の影響力が年々強まっている。