経団連が22日発表した2018年度「新卒採用に関するアンケート調査」によると、来春卒業の新卒採用計画数の達成状況では「計画どおり」が57.0%(前年比0.1ポイント増)で最も多かったが、「計画に届かない」が33.0%(同2.3ポイント増)と増えており、採用難の影響が一定程度みられる。
広報活動の解禁前のインターンシップについては、88.2%の企業が実施しており、その教育的効果を高める取り組みとして「募集段階での詳しいプログラム内容の明示」が53.3%で最も多かったが、「終了後の本人へのフィードバック」は28.1%にとどまった(複数回答)。インターンシップは、「学生の事実上の囲い込み」とも指摘されており、「採用とは無関係」という建前は薄れつつあるようだ。
調査は7~9月、会員企業1376社を対象に実施し、597社から回答を得た(回答率43.4%)。従業員1000人以上の企業が7割以上を占めた。