パーソルホールディングスとクラウドソーシングのランサーズ(秋好陽介社長)は13日、都内で記者会見を開き、新サービスの合弁会社「シェアフル」の設立を発表した=写真。派遣などの有期契約労働者を対象に、オンデマンドのマッチング事業を展開する。
新会社は来年1月創設、資本金1億円。渋谷区内に事務所を置き、社長にパーソルの大友潤執行役員が就任、社員約30人でスタートする。
パーソルグループの登録求職者約850万人と取引企業約2万8000社のデータベースを基に、クラウドソーシングで培ったランサーズの技術ノウハウを組み合わせ、「もう少し仕事を増やしたい」派遣労働者らが主要対象。事務・販売系の職種を中心に、日々紹介の形で迅速なマッチングを目指す。
総務省の調査では、就労者の約187万人が就労時間の追加を希望しており、パーソルの調査でも就業中の派遣労働者の75%が副業を希望していることなどから、短期間・短時間の就労ニーズは高いと分析している。