自民党の岸田文雄政調会長は11日、党本部で政務調査会の幹部会合を開き、厚生労働部会長に小泉進次郎衆院議員の起用を提案し、了承された。来週の臨時総務会で正式決定する。
今回の党役員人事にあたって小泉氏は、筆頭副幹事長の続投を辞退。社会保障や少子高齢化対策などの政策・立案にあたる厚生労働部会長への就任を自ら希望していた。
厚労部会長は、他の部会とは異なり、実力を持つ重鎮らの意見調整も重要な役割となっているため、小泉氏の“政治スタイル”に批判的な一部議員からは同ポストの就任に懸念の声も挙がっていた。最終的には岸田政調会長が押し切った格好だ。
直近の6年間をみると、厚労部会長には田村憲久衆院議員、宮沢洋一参院議員、福岡資麿参院議員、丸川珠代参院議員、高鳥修一衆院議員、古川俊治参院議員、渡嘉敷奈緒美衆院議員、橋本岳衆院議員らが就いている。