エン・ジャパンが31日発表した「派遣の求人状況」実態調査によると、求人状況が以前より「良くなっている」と回答した派遣社員の比率は33%で、前年の36%を3ポイント下回った。調査を始めた11年から7年連続で上昇していたが、8年ぶりのダウン。
「以前と変わらない」が52%(同5ポイント増)、「以前より厳しい」が15%(同2ポイント減)だったことから、同社は「求人の著しい悪化はなく、比較的安定している」と分析している。
求人状況が「良くなっている」理由(複数回答)は「仕事の情報件数が増えた」(78%)、「時給や給与が上昇」(51%)、「勤務曜日、時間、契約期間などの選択肢が増えた」(48%)など。
調査は「エン派遣」のユーザー1654人を対象に、5月下旬から1カ月間実施した。