政府は24日、過労死等防止対策推進法に基づく大綱を変更し、閣議決定した。昨年秋から有識者会議「過労死等防止対策推進協議会」(岩村正彦会長)が大綱の見直しを検討してきたもの。
見直しでは(1)2020年までに勤務間インターバル制度を知らない企業の比率を20%未満とし、導入企業の比率を10%以上にする(2)20年までに、1週間の労働時間が60時間以上の雇用者の比率を5%以下にするーーなど6項目の数値目標を設けた。
また、政府は長時間労働の削減に向けた取り組みを徹底。過労死の多い業種に建設、メディアを追加。セクハラなどの各種ハラスメントを「職場におけるハラスメント」として包括的な予防・解決を図る、なども盛り込んだ。