来春卒業する大学生と大学院生に対する経団連加盟企業の面接が1日解禁され、企業の採用面接が本格化する。空前の人手不足で企業側の採用意欲は強く、優秀な学生の奪い合いも激化しそうだ。
外資系企業など経団連の非加盟企業などでは、すでに内定を出している企業も多く、リクルートキャリアの調査では5月1日時点の内定率は42.7%(前年同期比7.6ポイント増)、ディスコも42.2%(同4.7ポイント増)、マイナビも4月末時点で33.2%(同10.2ポイント増)といずれも前年を大幅に上回る出足をみせている。
複数企業の内定を得ている学生も多いとみられることから、今後は学生の「囲い込み」を狙う企業のオワハラなども一段と活発化すると予想され、選考に拍車がかかる見通し。就職協定には強制力がないだけに、「形骸化している」との内外の批判も強まりそうだ。
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