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2018年4月25日

大手の賃上げ平均2.54%  経団連の1次集計

 経団連が25日発表した今年の春闘1次集計結果によると、大手の賃上げ(加重平均)は月8621円、2.54%のアップとなった。業種では建設の2.92%、自動車の2.91%などが高かった。平均賃上げ率は15年の2.59%に次ぐ高水準だが、政府が求めた「3%」には届かなかった。

 賃上げは定期昇給とベースアップの合計額で、連合などの労組側は「生活の底上げには、安定した月例給のアップが必要」と要求してきたが、景気変動などに備える経営側はボーナスなども含む年収ベースでの賃上げで応じる企業も多く、両者の主張は必ずしも一致しなかった。

 調査は従業員500人以上の東証1部上場252社が対象で、68社の回答を得た。6月に最終集計を公表する。

 

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