厚生労働省は28日、2017年「賃金構造基本統計調査」を発表した。それによると、平均賃金は30万4300円(前年比0.1%増)の微増だったが、男女別では男性が33万5500円(同0.1%増)、女性が24万6100円(同0.6%増)となり、女性は過去最高。また、男女間の賃金格差(男性=100)は73.4で前年を0.4ポイント上回り、1976年以降で最小となった。
雇用形態別では、正社員が32万1600円(41.7歳、勤続12.8年)、非正規社員が21万800円(47.3歳、勤続8.2年)となっている。
同調査は毎年6月分の賃金などについて7月に実施。 今回は10人以上の常用労働者を雇用する6万6260事業所のうち、4万9541事業所から有効回答を得た。