帝国データバンクが16日発表した2018年度「賃金動向に関する企業の意識調査」によると、前年度を5.3ポイント上回る過去最高の56.5%の企業が18年度の賃金改善を見込んでいることがわかった。
賃金改善の内容は、ベアが45.4%(同5.1ポイント増)、賞与が31.8%でいずれも過去最高。理由は「労働力の定着・確保」が79.7%で最も多かった。
これらを踏まえ、同社は18年度の総人件費は平均2.84%アップし、給与・賞与は約3.7兆円増えると試算している。調査は1月後半、全国2万3089社を対象に実施、回答は1万161社(回答率44.0%)。