厚生労働省が30日発表した2017年度第3四半期(10~12月)の再就職援助計画の認定状況(速報)は、116事業所(前年同期比37カ所減)、離職者数は6293人(同1195人増)となった。
製造業が43カ所、2571人で最も多く、次いで卸・小売業が21カ所、1352人となっている。雇用形態別では正社員が3490人で、非正規社員は2762人。非正規のうち派遣社員は41人とわずかだが、4月から始まる「5年ルール」の適用を避けるため、その前に雇い止めをする企業が増える可能性があることから、第4四半期(1~3月)の動向が注目される。
同計画では、1カ月間に30人以上の従業員を退職させる場合、企業は事前にハローワークに届け出ることが義務化されている。